レバレッジは何倍がいいのか?
結論はレバレッジは1~5倍の間で決めるということです。
現在日本ブローカーは規制により25倍までとなっており、使えないという人もいるかもしれませんが、実際25倍フルでレバレッジをかけることはかなりのリスクになりますので現実的ではありません。
なぜ規制が設けられたのかを考えるとわかることで、あまりにも高いレバレッジで取引して破産してしまうトレーダーが後を絶たなかったからだと想像できます。
別にそれで稼がれてしまうのを防ぐ為などという理由ではないはずです。
破産されて困るのは、それによって無駄な補助をしなければいけない国なのですから。
レバレッジ規制は、国が裏で事実に基づいて定めた投資家を守る安全策なのです。
今回は精確なレバレッジの計算方法は他サイトで詳細に説明されていますから割愛しますが、
レバレッジの基礎やそれを活用した複利運用の利点を中心に記述して参ります<(_ _)>
☑本記事中心の議題
それでは本編をどうぞ↓
Table of Contents
レバレッジの理解
レバレッジは活用方法により、便利な道具になれど間違えれば自己を破産に追い込む可能性のある諸刃の剣です。
それを完全に理解し、適切に低すぎず高すぎずをキープしつつ運用できれば、複利の力によって固定ロット運用よりも早く資金を大きくすることが可能となるため有用な資金(ロット)管理法だと言えます。
ロットを決める手間が省ける
固定ロットでトレードする場合、資金の増減に伴って自分で微調整しなければいけないのですが、レバレッジ計算による複利運用であれば、資金に対して一定のレバレッジで計算しますので現在の運用資金によって自動的に微調整が行われ、適正なロット数が導かれます。
確かにこの点は好みによりけりな部分もありますが、自分でロットを調整するのは一々面倒な点や、
負けなどによるメンタル崩れで無謀なロットにしてしまう精神的なリスクも伴いますので、オートマチックに変更してくれるレバレッジ複利運用のほうが優れていると自分は考えています。
実際、EA運用も後者の方法で自動調整するようにプログラムしておりますし、裁量トレードをする際も数は少ないですがレバレッジでロット管理をしています。
決しておすすめする訳ではありません。
ですので、まだ試していない方には両方を使用して違いを感じ、自分に合っている方を利用すればいいと思います。
リスクオン時は5倍、オフ時は3倍程度で
相場は常に一定のチャートを提供してはくれません。
そこで、リスク相場と低リスク相場を切り分け、レバレッジを調整するのも良いと思います。
毎回自分で微調整をする訳ではなく、大まかな局面により予め決めておいたオフセット値を使用することで、より安定感のある運用にしていくことができるでしょう。
今であればコロナによって不規則な動きを助長されやすい不安定な相場のためリスクオフ、つまり
2や3倍に落として運用する、といったような感じで考えて下さい。
もちろんもっと細分化し、より細かな調整を行ってもよいですが、あまり複雑化し過ぎるとトレード自体に集中し難くなるのと、レバレッジ複利運用にした本来の目的が薄らいできますので注意が必用です。
レバ5倍で運用できる資金を用意する
現マックスの25倍をフル活用すれば、確かに口座資金は2.5万程あれば1ロットの取引が可能ではありますが、それは危険です。
20万あればレバ5倍で運用ができますが、これでもまだ足りません。
なぜなら少しでもマイナスになれば5倍を超えてしまうからです。
ポイントは常に5倍を維持できる資金を用意するということです。
つまり、20万+αで必用で、10回連続損切しても20万は口座に残っている程度が理想ですので、1ロットで20pips損切を想定した場合、1000円×20pips×10回=40万程度
このくらいは入金しておくのがベストです。
まあ….実際10連敗は考えにくいということであれば調整しても大丈夫です。
自分は最大15連敗したことがあるので、15連敗を想定した資金を入れるようにしています。
✔レバレッジは2~5の間におさめる
✔相場の状況によるオフセット値を用意しておく
✔連敗を考慮し、レバレッジを維持できる資金を用意する
最後に
今回はレバレッジによる基本と複利運用についてお伝えしました。
適切に扱えれば、安定的にかつ早く資金を増やすための助けとなります。
自分はこのレバレッジという概念によって資金・ロット管理を始めてから、毎回ロットを決めるというある種の無駄な作業が
なくなったことでトレードの安定感の向上やストレスの軽減に繋がりました。
効用はひとによりけりですが、まだ試していないという方には一度導入して頂きたい概念の一つであります。
本記事は以上です。参考になれば書いた甲斐があります<(_ _)>
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