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当日収支をプラスにする必要はない※意識しすぎると副作用あり(エンジニアの独り言vol.10)

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最近、情報発信をしている人の中に当日収支をプラスで終えよ、と言ったような発言を耳にすることが増えた。

確かに当日収支をプラスで終えるというのは重要なことのように思える。

 

しかし、自分はそこまで重要なことではなく、むしろ意識しすぎると思わぬ副作用を被る可能性があることを危惧している。

 

投資というのは中長期的にプラスで終えることができれば問題ない訳で、一日単位で負け越すことはあって良く、
無理に当日収支に拘っているとチャンスでもない上かなり損失が増えている状態で、リスクの高いロットでのトレードをする可能性が出てくる。

 

その結果、一日にして資産の半分を失ってしまったなんてことになっては本末転倒どころかトレーダーとして失格だ。

我々は完璧ではなく、どんな上手いトレーダーであれ調子の悪い時もある。

 

意固地になってしまうことは健全なトレードを阻害する致命的な状態であるから、無理に絶対にプラスで終えるというような厳格な目標は立てるべきではないと感じる。

 

トレードの本質から言えば、「取れるときにしっかり取り、取れないときは無理せず逃げる」だ。


自己の不得意な場面で無理をしても良い結果は出ないばかりか、無駄にストレスを被ることにもなる。

 

当日収支を意地でもプラスで終えたいという人は、逆を言えば負けたままで寝たくないという負けず嫌いな人間の可能性もあり、トレードに向いている性格とは言えない。

 

かく言う自分も昔は負けたままでは終わらない精神でトレードに臨んでいた時期があるが、全くもって非効率で下手すると一日8時間以上チャートに張り付くこともあり、精神状態も荒廃していた記憶がある。

 

そこで提案だが、週単位や月単位といった長目のスパンでプラスにすることを意識するのはどうかと考えている。

これは負けた状態でも寝れるということを克服できていないとできないことなのでそういった意味でも良い訓練になるかもしれない。

 

誤解を招かないよう助言しておくと、日ベースでプラスにできるくらい上手く、リスクも一定以上は取らないということが徹底できるトレーダーであればこのような意識を持っていても全く問題はないということを伝えておきたい。

 

 

 

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