ボラティリティとは何か、なんとなく分かっていても少し抽象的で明確な定義が分かりずらいのではないでしょうか?
今回は、ボラティリティについてトレードに活かせるようなヒントを3点の基本活用法と共にお伝え出来ればと思います。
ここではっきりしておきますと、ボラティリティとは↓
価格の変動幅、つまり高値から安値までの移動量のことをボラティリティと言います。
人によって微妙に解釈の仕方は変わりますが、大まかにはこの認識で構いません。
ボラティリティを活かす方法はたくさんありますが今回は、
・利確と損切を調整する
・現在動いている通貨を知る
・同通貨ペアの過去と最近のボラを比較する
という3点を挙げさせて頂きます。
ボラティリティによる戦略はどのスタイルのトレードにも適応することができますので覚えておいて損はありません。
また、この3つ以外にも様々な効用がありますのでご自分のスタイルに合わせて応用して頂ければより効率的な運用が可能になると思います。
それでは順に解説して参ります。
よろしくお願いいたします<(_ _)>
☑本記事中心の議題
それでは本編をどうぞ↓
Table of Contents
利確と損切を調整する
常に一定の幅のTP・LCでトレードするのも悪くはないですが、現在のボラティリティによって調整する方が、合理的ではないかと思います。
もちろんLC/TPからロットも増減させる必要がありますので手作業で調整するなら少し作業量は増えてしまいます。
基準から広がった分に0.5をかけた分LC/TPを広げるなど、と事前にルールを決めておけば自動的に最適な値にすることが可能になります。
例えば基準となるボラティリティでのLC/TPを20pipsと決めておき、そのボラより5pips広くなればLC/TPもそれに伴って2.5pips広げる、つまり22.5pipsに変更するといった具合です。
現在のボラから必ずしも未来のボラを予測することはできませんが、限界運動量を推しはかりそれに合わせた設定でトレードすることにより理想的な利確・損切幅で運用ができます。
現在動いている通貨を知る
他通貨を同時観察していれば、どの通貨が絡んでいる通貨ペアが多くのボラティリティを出しているのかを凡そ把握することができます。
基本的にはボラティリティが出ている通貨ペアで取引する方がリスクリワードや相関性が高くなる傾向にあり、それらの通貨に絞ることができるためより優位なトレードができる確率を上げることに繋がります。
また、通貨によってはボラティリティの変動が激しいものもあり、そういった安定感のない通貨ペアは除外することも可能となります。
同通貨ペアの過去と最近のボラを比較する
過去の平均から比べて現在の相場のボラティリティの状態を知ることで、該当通貨ペアの状況を推しはかることができます。
特にファンダメンタル分析を重視している人にとってその情報は、トレードの戦略や設定を決める有益なものとなります。
今日はドル円の割にはかなり動いているな、逆にボラがいつもより小さいなという測定をする基準となり、トレードのスタイルを変化させる良い判断材料として働きます。
ボラティリティ表示するインジケータ提供
現在こちらのページにてボラティリティを期間別に表示するインジケータを無料で提供しております。
よろしければご利用ください。
最後に
ボラティリティはどんな手法・スタイルのトレードにも組み込んで考えることができる万能な指標です。
自分はエクセルや自作のインジケータで、ボラティリティから自動でLC/TP値・ロット数を算出する仕組みを構築しています。
それにより、トレード毎のリスクを変えることなく常に最適な設定でトレードできるようになっています。
このように、機械的に計算することで計算ミスを少なくしつつ迅速にトレードに挑むことができますので皆様も自分なりのスタイルを構築することをおすすめいたします。
本記事は以上です。参考になれば書いた甲斐があります<(_ _)>
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