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EAは半自動売買にすべきだと思う理由(エンジニアの独り言vol.5)

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自分はEAによる運用を始めてから4年が経過するが、その中で感じていることがある。

それは、EAはそのまま無裁量で運用するより、ある程度の裁量を加えての半自動売買のほうが成績の安定感が高くなる傾向がある
という点だ。

 

日頃からEAの調整、プログラミングをしている自分からすると、

 

どの相場でも安定感を保つような仕組み、ロジックを単一のシステムに組み込むことは非常に困難であり、それはある点を重視したところ、その要素の対となる部分に少なからず虚弱性が生まれてしまう、いわばトレードオフのような関係が常に存在するからであり、それを取り除くのはN極とN極の磁石に仲良くくっ付けと注文するくらい難しい話なのだ。

 

そもそも完全自動のEAなど存在しないのではないかと考えている。
なぜなら、そのEAに組み込まれたロジックが機能しないそうばかどうかを判断し、稼働するかどうかを決めるという一種の裁量行為が必要不可欠であるからだ。

この点をさぼってしまうと、どうしても一定のドローダウンを被る可能性が高くなっていまう。

 

よく自動売買による運用に切り替えるという人の中に、楽をしたいから・裁量を全くしたくないという人がいるが、それは見当違いであり
EAによるトレードにも少なからず裁量を加えなければいけない部分があり、全く何も考えずただ走らせておけばよいというような考えは全くもって間違いであるということを伝えたい。

 

細かな裁量による合いの手を入れるか入れないか(そもそも合いの手を入れる隙の無いEAは困りものだが)で成績の安定感は大きく変化するため、仮に全く同じEAを運用している両者間で成績に大きな差異が生まれることもしばしばある。

 

実際、私が提供させて頂いているTGにおいても、裁量が上手い人はそうでない人に比べ圧倒的に成績が良い傾向にあることは間違いないことは日々の報告から事実として捉えている。

 

この事実を鑑みるに、やはりEAというものは人が得意な部分は人が行うべきものだという認識にすべきではないかと思う。

つまり、多くの人がEAに抱いている理想とは少し違う可能性が高いということだ。


ここをしっかり理解し、人×機械でお互い弱みを補填しつつ一つの資金を増やすという目標に向かって進むことが肝要。

 

 

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